【UiPath】開発に詰まったら確認すべき6つのポイント
UiPath開発はしばしば詰まる(仕方ない)
UiPathでのシナリオ開発中、「これ明らかに動くはずだろ」という場面で謎のエラーが発生することがしばしばあります。
ここでは、そんな時に「大体これで解決」という経験を元にその主要な方法6つをご紹介していきます。
①当該エラー発生箇所のアクティビティ作り直し
いきなり根本的な解決策になりますが、これが一番解決しやすいです。
アクティビティ作り直しの中でも2つのアプローチがあります。
まず「単純に同じアクティビティ・同じプロパティ設定で作り直す」方法です。
結果的に何も変わっていないはずなのですが、なぜか解決することが多いです。
変数で謎のエラーが出る場合も、変数を単純に作り直すことで直ることがあります。
2つ目のアプローチは、「別のアクティビティで同じ処理になるように作り直す」方法です。
何時間も詰まるよりも、これで解決してしまう方が良いことがあります。
UiPathには機能の酷似したアクティビティが複数ありますので、代替アクティビティが大抵あります。
原因不明で動かない場合は似たようなアクティビティで実装してみましょう。
②アクティビティパッケージの見直し
これもよくあります。
アクティビティパッケージの見直しも2つのアプローチがあります。
まず、「アクティビティパッケージそのものが足りていないパターン」です。
Windows資格情報を利用したクレデンシャル設定や、PDF関連アクティビティはデフォルトではインストールされていません。
追加でインストールすることにより、解決することがあります。
また、「アクティビティパッケージのバージョンが古いパターン」もあるようです。
アクティビティパッケージはデフォルトでいくつかインストールされています。
UiPath Studioインストールとともにアクティビティパッケージもインストールされるわけですが、
UiPath Studioにもバージョンがあるごとく、アクティビティパッケージにもバージョンがあります。
パッケージマネージャーにてバージョンアップ可能なので、こちらを試してもよいでしょう。
③パソコンを再起動する
これもまたまた解決しやすいパターンです。
CPUやらメモリやらが逼迫しているせいなのかは分かりませんが、
挙動がおかしい時はとにかく再起動するのがUiPath、否、パソコンのジャスティスです。
④インプットファイル・インプットデータ見直し
インプットファイルやデータ自体が想定と違う場合があります。
それは例えば、想定していたフォーマットでないとか、想定していたデータが入っていない、
想定していたデータ型で書かれていない、想定していたマクロの挙動でない、
想定外の非表示シートがある、想定外の場所に謎の文字列があるなどなど。
これらの想定外が想定外のDataTableを作ってしまうなどの原因となってエラーとなってしまうこともあります。
⑤デバッグ
デバッグで解決するエラーは「謎のエラー」でも何でもないわけですが、
意外と固定観念で「ここはこうなっているはず」と思っているものがこうなっていないことがままあります。
エラー発生箇所だけでなく、スタート地点からStep inで1アクティビティずつデバッグし、
変数への値の入力状況、Excel等アプリケーションの処理状況をつぶさに監視してみましょう。
プログラミングにおいて固定観念は開発工数の敵です。
⑥エラー文をググる
RPAツールの中ではネット上に情報が最も多いというUiPathの強みを活用しましょう。
よくある系のエラーなら日本語でも引っ掛かります。
日本語で検索してもダメならUiPathの言語を英語設定にして、英語のエラー文でググりましょう。
解決策まではなくとも、ヒントが落ちていることがあります。
総括
最後に、ご紹介した6つのポイントをまとめます。
- アクティビティ作り直し
- アクティビティパッケージ見直し
- パソコン再起動
- インプットデータの見直し
- デバッグ
- エラー文をググる
これらでほぼ間違いなく解決することでしょう。
どうしても分からない時は、これらを試してみてください。